42.ごはんが食べられない会社は働きたくない

 #社会人になってからの話


私が新卒で入社した会社の、

プレイングマネージャー(現場作業に入っている中で一番偉かった人、管理職だったはず)が、「飯もそこそこに働くことこそ正義」な人でした。



毎日シフトで交代で、2人一組で作業するのですが、

組む相手がプレイングマネージャーだった日はお昼休憩はないも同然です。

あ、食べてもいいらしいんですけどね。

飯もそこそこに直ちに職務エリアに戻って午後の作業を開始してしまうのがプレイングマネージャーさんでした。

で、

新人の自分が、プレイングマネージャーの姿を見ながらきっちり60分休憩とれるかっていうと、とれないわけですよ。

自分だけ休憩スペースに残っていたら、周囲の先輩方からも「もっと気をつかえ」と言われることこの上ないし。




私も飯もそこそこに、まだ昼休み時間真っ最中なのにプレイングマネージャーの下についたら、当然のように業務指示受けました。

「あれ、まだお昼だよ」とも「僕は自主的に働いているだけだから」とも気遣ってもらえることはありませんでした。






次に入った部署では、

次から次から指示が出て、お昼休憩も、お昼を食べること自体も否定してるような上司でした。

さすがにおかしいと思い、「そろそろお昼を食べてよろしいでしょうか」って自分から言いました。




何も12時ピッタリにお昼食べたいとかじゃないです。

でも、休憩させずに働かせるのってどうなの?と思います。

数年前に政府寄りの人が「(国民は)権利ばっかり主張して…」なんて発言してたけど、

お昼を食べるのは権利で、権利は甘えでしょうか。




それに、

飯もそこそこにすれば仕事の精度が上がるんですか?

お昼休みも働くのは「時間がないから急ぐ」ですか?

ちゃんと体を回復させなかったことで、かえって精度が落ちて、

完成までにかかる所要時間が余計にかかってしまうかもよ。