14.寝てたからノート貸して、の人たち

 #学生のころの友人


すでに私は50歳を超えているのに、

学生の時にノート貸してと言った人のことをいつまでもそんな…

な、しつこさではありますけども。。。



寝てたから授業聞いてないのー、ノート貸してぇ

と、中間/期末のテスト1週間前になると必ずやってくる2人がいました。



私「もうこれで最後だよ」と言っても、

2人は「えぇー」って言うだけで、

次のテストが迫ればまた「寝てたー貸してー」とやってきました。



私「もう貸さないって言いましたよね?」

2人「えー貸して、お願いだーーー貸して」「寝てたのぉ授業聞いてないのぉ」

私「困るよ、私が勉強できないでしょ」

2人のうちAちゃん「大丈夫!コピーするから!明日返せる!」



…私のノートって、授業の板書だけじゃない。

1日4時間を目安に勉強してて、めちゃくちゃ書き込んでいます。

1日4時間の苦労を、コピーするから!だってさ。

…ノートって、貸りたりコピーしたりくらいで成績伸びない気がするのだけど…どう思います?



2人のうちBちゃん「…心して借ります…」

Bちゃんはノートをみてそう言いました 結局また借りにはきたけど



嫌なら断ればいいじゃない…

そうなんですけど、いくら私が言ってもしつこかったし、

(こいつお人よしだからしつこくお願いすれば折れる)

って舐められているのもわかっていました。

でも

(断って友達がいなくなったらどうしよう…)

が勝っていました。

そしてノートを貸すときの私の態度は高飛車になっていきました。




学校には、入試があって、

「入学したらここでしっかり学びます」という暗黙の約束をしてるものだと思うんだけど、

…ちがうの??



私のことをお人よしと舐めてるだけでなく、

学校のこともずいぶんと舐めてるなーって思います。



と、ここまでが高校の話。


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短大に進学したBちゃんから、よく電話がかかってきました。


Bちゃん「授業の課題で、絵を描かなきゃいけなくて…どこで描けばいいと思う?」

「今度〇〇の課題を出すんだけど、一緒に行ってくれる?」

「就職先は■って業界がいいと思うんだ!あぁいうとこって新人1年目は絶対簡単なことしかさせないと思うんだよね!」



…私はBちゃんと専攻が違う…どころか学校が違う!

だからBちゃんの単位取得や就職に必要なことなんてわかるはずないのに。



わかるわけないじゃん!というイライラと、

(ノート貸して、のノリで私に言われてもっ 学校ちがうし知らんし)

で、

電話がくるたび、冷たくあたり何もお手伝いしませんでした。


いつしかBちゃんから連絡は来なくなりました。


もう縁が切れたな…って思っていました。


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社会人になってすぐ、

Bちゃんから手紙が来ました。

メールなんてまだない頃でしたので、手書きの手紙です。


文面には

「アタシなにかいろいろおかしかった」

「やっていることおかしかったと思う」

「また仲良くしてもらえませんか」

みたいなことを書いてあった。


具体的なことは何もかいてないのだけど

なにか謝られました。


その後わたしは、

Bちゃんの結婚式に呼んでいただき、

2人の子ができたこと~2人が高校生くらいになるまでを写真付き年賀状で知りました。


Bちゃんの事情で忙しくなりすぎたので、今はもう連絡とっていません。


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第二新卒くらいの年齢のころ、

ガラケーが普及しました。


知らない番号から何度か電話がありました。

とってみると。

「コピーするから!」

と言っていたAちゃんのほう。


Aちゃんとも社会人になる前に縁が切れたと思っていたし、

携帯の番号なんて教えてなかったのだけど、

どうやら地元ネットワークのどこかしらで入手した様子。


「また遊ぼうよ」

「行くから。家まで」

と勝手に我が家にくることを宣言してきました。


このころは私は同棲していた(しかも相手は不規則勤務で日中寝てることもあった)し、

自分は鬱で休職したりしていました。

それを説明しても、

「でも行くから」

と、こちらからすれば大変勝手だなあと思う話。



転居して近くにきたから!というのでよほど近くに住んでるのかと思えば、

一泊または終日かけて日帰り旅行するくらいの距離がある。

そんな距離でわざわざ家までくるんだ、勝手に決めて。

こっちは体調悪いのに、

人をもてなす余裕なんてないのに。



「でも行く!」

としつこいので、

どこか都会のカフェで会うことで了承させました。


鬱でごはん食べれてなくて、体力ないしで、

それで外出してしんどかったです。





会ってみると、

宗教の勧誘でした。




Aちゃんが宗教2世であることは、高校の頃から知っていましたが、

宣教師になったそうでした。




Aちゃん「私は〇〇という会社の上司やっているから!」「上司だからね!」「ねぇ上司やっているからね!」「上司!」

とか、

「私がここに赴任したのは運命で、あなたを導くためだった!」

とか言い出しました。




「私は神様をしっているから…」

を、彼女が誇りにしていることを知っていましたが、

宣教師だというAちゃんは、

めちゃめちゃ上から目線になっていました。




ノート貸すのに高飛車だった私が言うな、でもあるけれども。

悪いけど、

寝てたノート貸して、コピーするしぃ

とか言ってた人に、導かれたくなんかない…




さらに、

Aちゃん「あなた派遣なんだ、私も派遣登録しようと思って」


私「なんで? もうどっかの会社に勤めてて上司やってるんでしょ?」


Aちゃん「登録はしても派遣で働く気なんてないんだ。」

「でもああいうとこってさ、登録するとパソコン無料で教えてくれるじゃない。」


…それ、派遣で働きたい人が派遣で働けるようになるための支援であって、

派遣で働く人のための福利厚生なのであって、

タダだから…はおかしいんですけど!




Aちゃんて、

授業は自分で聞かないで試験直前に少額投資して他人のノートをコピーすればOKで、

なるつもりのない派遣に登録したらパソコンは無料で学べてOKなんだ。



Aちゃんて、いろいろ舐めてるなぁー

すっごいいろいろ、舐めてるなぁ




神様を知ってる、だからなに?

それでなんでAちゃんが私を導くとかいう上の立場になるの!?




Aちゃん「私は上司やってるからね!?」「ん?もう一回いうよ上司だからね?」

と、何度も繰り返してました。

私に「うわすごーい!うらやましーい!」って言って欲しいんだろうけど言えませんでした。「うん…」と目を合わさずに言うのが精いっぱいでした。鬱で体力もないっつーねん。

それ以外にも繰り返し言っていたことがあって…

「ナラコあなたさぁ、電話したとき断られるかと思ったわぁ!」

「電話したとき、断られたらどうしようって思ってたわぁ!」

「ねえ!断られたらどうしようと思ってたんだからーー」




…断 ら れ るか と 思 っ て た …ではなくて、私 断 り ま し た よね。

断ったのに、「でも家まで行く!」ってAちゃんがしつこかったんだよね!?


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後日、Aちゃんにメールしました。

「いろいろ調べてみたんだけども、

あなたの所属する宗教について、こんなことしているんだ!って驚くことばかりでした。

ついていけません。かかわりたくないです。もうご連絡いただかなくて結構です」



Aちゃんから返信がきました。

「何を見たか読んだか知らないけど、私は普通にくらしているし、普通だよ!」



…いや、私は君の世渡り方が人の普通であって欲しくない。

私「ありがとうございました。」

と、さらに返信したところ、

Aちゃんから連絡は来なくなりました。